野辺送り(のべおくり)


野辺送り(のべおくり)とは、自宅や寺院から火葬場まで、棺を徒歩や行列で送っていた昔ながらの葬送の風習を指す言葉です。現在では自宅葬が減り、斎場や式場からの出棺が主流となったため、野辺送りそのものを行う場面はほとんどなくなりました。ただし、その名残は今も「出棺」という形で式次第の中に残っています。
目次
現在の斎場・式場では出棺がその役割を担う
かつての野辺送りでは、遺族や近隣の人が列をなして棺を見送りました。現在の家族葬や一日葬では、式場から火柩車まで棺を運ぶ「出棺」がその役割を引き継いでいます。斎場によっては出棺の際に合掌や見送りの場所が決められている場合もあります。
火葬場までの移動は、遺族や近親者がマイクロバスや自家用車で同行するのが一般的です。式場と火葬場が併設されている斎場では移動時間がほとんどかからず、式場が別施設の場合は移動時間を式次第に組み込む必要があります。
図:出棺から火葬場到着までの現代の流れ
| 1.最後のお別れ | 式場にて遺族が棺に花を入れる(遺族・葬儀社が進行) |
| 2.出棺 | 葬儀社スタッフが棺を霊柩車まで運ぶ |
| 3.移動 | 遺族はマイクロバス等で火葬場へ同行(葬儀社が手配) |
| 4.火葬場到着 | 火葬許可証を火葬場窓口に提出(葬儀社が確認・案内) |
| 5.収骨 | 火葬後、遺族が骨上げを行う(施設係員が案内) |
関連する用語
野辺送りと関連の深い言葉として、棺を式場から霊柩車まで運ぶ「出棺」、火葬に必要な「火葬許可証」、火葬後に遺骨を拾い上げる「骨上げ(収骨)」などがあります。これらはいずれも、現在の葬儀の式次第の中で実際に手続きや進行として登場する場面です。詳しい用語の意味は葬儀用語集もあわせてご確認ください。
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