当日「分骨したい」と言われたら間に合うのか


火葬が始まる直前になって「分骨したい」と言われたら、どうすればよいか分からず焦ってしまう方は少なくありません。分骨とは、ご遺骨を複数の骨壺に分けて納めることです。手元供養やお墓への納骨を別々にしたい場合などに選ばれます。当日になって急に申し出があっても、斎場での対応には手順があります。まずはその流れを押さえておきましょう。
分骨とは何か、当日に話題にのぼる理由
分骨は、法律上とくに難しい手続きを要するものではありません。ただし、火葬場で発行される書類との関わりがあるため、何も知らずに当日を迎えると戸惑いやすい項目です。
兄弟姉妹でお墓を別にしたい、本山納骨と手元供養を両方したいなど、理由はさまざまです。親族間で当日になって急に意見が出ることも珍しくありません。
当日の申し出でも間に合うのか
結論から言えば、当日の申し出でも対応できる場合がほとんどです。ただし、火葬が始まってからでは遅く、受付や式の最中に葬儀社へ伝える必要があります。
図:当日に分骨を希望したときの流れ
| ①火葬前に申し出る | ご遺族が、受付または式中に葬儀社へ伝える |
| ②火葬場へ連絡 | 葬儀社が火葬場の窓口へ分骨の希望を伝える |
| ③骨壺を追加手配 | 葬儀社、または斎場の窓口が分骨用の骨壺を用意する |
| ④証明書の申請 | 火葬場の窓口へ、分骨用の証明書発行を申請する |
| ⑤分けて収骨 | 火葬場職員の案内のもと、ご遺族が骨壺を分けて収める |
骨壺の手配
分骨には、通常の骨壺とは別にもう一つ骨壺が必要になります。用意の方法は斎場によって異なり、葬儀社が事前に持参する場合もあれば、斎場の窓口で購入できる場合もあります。
当日いきなり希望が出ると、骨壺のサイズや数が足りないこともあります。可能であれば、式の前日までに葬儀社へ伝えておくと準備がスムーズです。
戸田葬祭場や府中の森市民聖苑など、式場併設型の斎場では、売店で骨壺を扱っていることがあります。利用できるかどうかは、斎場一覧のページや各施設へ事前に確認しておくと安心です。


分骨用証明書の発行
分骨したご遺骨をお墓に納める場合、納骨先の墓地や霊園から分骨証明書の提示を求められることがあります。この証明書は火葬を行った火葬場が発行するもので、葬儀社が代わりに作成することはできません。
発行手数料は自治体へ直接お支払いいただくものです。金額は自治体や斎場ごとに異なるため、詳しくは斎場ごとのページと自治体の公式情報をご確認ください。
費用はどこに含まれるか
当窓口の直葬・火葬式プランは96,800円から、家族葬プランは327,800円から、一日葬プランは281,600円からとなっています(いずれも税込)。これらのプラン料金には、斎場の使用料や火葬料、分骨にかかる費用は含まれていません。
見積もりと請求にずれが生じやすい原因のひとつが、こうした当日の追加項目です。分骨用の骨壺代や証明書の手数料は、別途発生するものとして見込んでおくとよいでしょう。
- 分骨用骨壺の代金(葬儀社または斎場の売店へ支払い)
- 分骨証明書の発行手数料(自治体へ直接支払い)
- 手元供養を選ぶ場合の小さな骨壺や台座の代金
事前に確認しておきたいこと
分骨の希望は、本人が決めることもあれば、親族間の話し合いで当日決まることもあります。可能であれば、式の前に誰がどのご遺骨を受け取るのか、家族で決めておくと当日の進行が止まりません。
やすらぎ聖苑や三郷市斎場のように、収骨までの待ち時間が1時間を超える施設もあります。分骨の申し出をその場で行うと、職員との確認に時間がかかり、収骨の順番がずれ込むこともあります。事前に葬儀社へ伝えておけば、こうした時間のロスを避けられます。
のちに手元供養から改めてお墓への納骨を考える場合も、分骨証明書は必要になります。発行した証明書は紛失しないよう、ご遺族の誰かがまとめて保管しておくことをおすすめします。
よくある質問
葬儀に関するご不安やご質問は、家族葬・斎場相談窓口までお気軽にご相談ください。
24時間365日、フリーダイヤル 0120-077-009 で承っております。

