手元供養(てもとくよう)


手元供養(てもとくよう)とは、ご遺骨の一部を自宅などの身近な場所で保管し、供養する方法のことです。すべてを納骨せず、ペンダントや小さな骨壺に分けて手元に残すご遺族が増えています。信仰的な意味合いよりも、故人を身近に感じていたいという気持ちから選ばれることが多い供養方法です。
火葬場での収骨と分骨の関係
手元供養を行うには、火葬後の収骨時に「分骨」という手続きが必要になります。分骨とは、ご遺骨を複数の骨壺に分けて収めることです。すべて納骨する場合と異なり、事前に葬儀社へ希望を伝えておく必要があります。
分骨を希望する場合、火葬場では通常の骨壺のほかに、手元供養用の小さな骨壺を用意します。この小さな骨壺は葬儀社が手配することが一般的ですが、施設によって持ち込みの可否は異なります。事前の相談が欠かせません。
図:手元供養までの一般的な流れ
| 1 | 分骨の希望を葬儀社へ事前に伝える(ご遺族が判断) |
| 2 | 分骨用の小さな骨壺を用意する(葬儀社が手配) |
| 3 | 収骨時にご遺骨を分けて収める(ご遺族と火葬場職員) |
| 4 | 分骨証明書を発行してもらう(火葬場が発行) |
| 5 | 手元供養の容器やアクセサリーを選ぶ(ご遺族が決定) |
費用や手続きで注意したい点
分骨用の骨壺は葬儀プランに含まれる場合と、別途費用が発生する場合があります。含まれる範囲は葬儀社によって異なるため、見積もりの段階で確認しておくと安心です。
分骨証明書の発行手数料は、自治体や火葬場へ直接お支払いいただく費用です。伊勢崎市や大田区など、火葬場を管理する自治体によって金額は異なりますので、目安として数百円から千円程度と考えておくとよいでしょう。
のちに残りのご遺骨を納骨する予定がある場合も、分骨証明書は必要になります。手元供養にする分と納骨する分、どちらも証明書を忘れずに受け取っておくことが大切です。
家族葬や一日葬など、どのプランでも分骨自体は可能です。ただし式次第の中で収骨の時間が限られる施設もあるため、事前の申込時に伝えておくと段取りがスムーズです。
関連する用語
手元供養と合わせて知っておきたい言葉に「分骨」「納骨」「散骨」があります。分骨はご遺骨を分けること自体を指し、手元供養はその分けたご遺骨の供養方法のひとつです。納骨や散骨との違いも含め、詳しくは葬儀用語集もあわせてご覧ください。
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